
山形県の尾花沢市の山奥にある銀山温泉は、大正時代に建てられた木造3階建ての旅館が銀山川を隔てて並びます。
全国に木造3階建ての建物はいくつかありますが、これだけ数が並ぶのは全国でも銀山温泉だけで、日本で唯一無二の風景です。
かつて、「ニッポン人には、日本が足りない。」というコピーとともに碧い眼の女将が一躍有名になったところです。
ただ、ホスピタリティや対応の悪さは昔と変わらないようで、クチコミサイトでも散々な評価です。
もともと、山形県内でもこの地域は非常に保守的で、あまり笑顔を作っておもてなしをする習慣はなく、山形弁に見るように単語は短く、言葉少なです。
それが、他地域から来た観光客にとっては物足りないのでしょう。
もっとも、銀山温泉には安宿は一切なく、一部屋最低3万5千円ほどするのですから、おもてなしに期待するのはやむを得ません。
おもてなしが、日本の心であることは間違いないのですから、地域性を考慮しても、もっとニッポンらしいおもてなしを心がけてほしいものです。
来月には、数年ぶりに銀山温泉に投宿しますが、多少なりとも改善されていることを期待しています。
もっとも、電話受付が毎回外国人なので、あまり期待できませんが・・・。
銀山温泉よ、ニッポンを取り戻せ!
※山形県尾花沢市・銀山温泉