
南米ボリビア共和国の首都ラパスは、世界最高所にある首都です。
アンデス山脈に囲まれたアルティプラーノと呼ばれる標高3,700~4,000mの高地に位置しています。
市内はすり鉢状の窪地になっており、空気の濃い低地に市街地や富裕層の住宅地が形成され、空気の薄い高地には貧困層が暮らしています。
標高4,100m近いエルアルト国際空港からラパスへ向かうと、見渡す限りの高原から突然すり鉢の視界が開け、ピンとした寒い張りつめた空気の中に人口100万人近い大都市と標高6,439mのイリマニ山を望むことができます。
※ラパス郊外から市街地とイリマニ山を望む(1999年撮影)