
昨年8月からの日本アルプスの空撮がひと段落しました。
温暖化の影響か、毎日天気図を見ていてもなかなか雪が降らず、雪山を撮影できるようになったのは1月に入ってからでした。
雪の中山道の宿場町や忍野からの富士山も撮影したかったのですが、今季は結局まとまった雪が降らず、雪に埋もれる昔の写真が嘘のようです。
かつて豪雪地帯だった中部や北陸、南東北の都市部では、もう雪景色は見られないかもしれません。
年に1~2回、どっと積もったとしても、気温が高いので、日の出とともに消えてしまいます。
そして、あと20年もすれば、北東北や北海道でも雪景色は珍しい現象になるかもしれません。
100年で1~2度の気温上昇ならば大したことがないような気もしますが、現実には、雪景色や珊瑚礁、紅葉など、多くの景色や景観が失われていくことでしょう。
とりあえず、日本の原風景を記録していきたいと思います。
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※槍ヶ岳(中央) セスナ機より空撮
天を突くような槍ヶ岳と荒々しい岩壁の穂高岳は、日本の好きな山ランキングで毎年1、2位を争う山です。